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フリッパーズ・ギター(Flipper's Guitar)のレコードガイド|おすすめ盤と選び方

フリッパーズ・ギターは、小沢健二と小山田圭吾(後のCornelius)を中心に活動した、渋谷系の原点とも呼べるバンドです。わずか3枚のアルバムで日本のポップミュージックに革命をもたらし、解散から30年以上経った今もレコード市場で根強い人気を誇っています。

フリッパーズ・ギターとは?アーティストの概要

フリッパーズ・ギターは1987年にロリポップ・ソニックとして結成され、1989年にフリッパーズ・ギターへと改名しました。初期は5人組でしたが、最終的に小沢健二と小山田圭吾の2人組として活動。ネオアコースティック、ギターポップを基盤としながら、アルバムごとにサンプリングやマッドチェスターの要素を取り入れるなど、急速な音楽的進化を遂げました。1991年に解散しますが、渋谷系ムーブメントの礎を築いた存在として、日本の音楽史に確固たる位置を占めています。

フリッパーズ・ギターのレコード おすすめアルバム5選

1. 海へ行くつもりじゃなかった(1989年)

1stアルバム。全編英語詞で、アズテック・カメラやペイル・ファウンテンズを彷彿とさせるネオアコースティックサウンドが炸裂しています。瑞々しいギターサウンドと青春の輝きに満ちた名盤です。

  • おすすめポイント: ネオアコの理想形ともいえるデビュー作
  • 中古相場目安: 国内盤 8,000〜25,000円

2. カメラ・トーク(1990年)

2ndアルバム。日本語詞に切り替え、ネオアコに渋谷系的なポップセンスを融合させた代表作。「恋とマシンガン」がドラマ主題歌としてヒットし、バンドの知名度を一気に高めました。

  • おすすめポイント: 渋谷系ポップの原点にして頂点
  • 中古相場目安: 国内盤 6,000〜20,000円

3. ヘッド博士の世界塔(1991年)

3rdアルバムにしてラストアルバム。プライマル・スクリームやハッピー・マンデーズからの影響を受け、大胆なサンプリングとダンスビートを導入。従来のギターポップから飛躍した実験的傑作です。

  • おすすめポイント: サンプリング文化と融合した革新的ラストアルバム
  • 中古相場目安: 国内盤 10,000〜30,000円

4. colour me pop(1991年)

シングルやカップリング曲を集めたコンピレーション。「恋とマシンガン」をはじめ、アルバム未収録の名曲が多数含まれており、入門編としても最適です。

  • おすすめポイント: 人気シングル群をまとめて楽しめる
  • 中古相場目安: 国内盤 5,000〜15,000円

5. on PLEASURE BENT(1992年)

解散後にリリースされたライブアルバム。スタジオ作とは異なるバンドの生々しいパフォーマンスが記録されており、ライブバンドとしての実力を知ることができます。

  • おすすめポイント: 伝説のライブパフォーマンスを追体験できる
  • 中古相場目安: 国内盤 4,000〜12,000円

フリッパーズ・ギターのオリジナル盤の見分け方

フリッパーズ・ギターの作品はオリジナル盤の人気が非常に高く、再発盤との価格差が大きいのが特徴です。

チェック項目 初期盤の特徴
レーベル ポリスター・レコード
カタログ番号 初回プレスの番号を確認(PSJR-○○○○)
マトリクスナンバー 内周刻印で版を確認
初回帯は特にコレクター価値が高い

フリッパーズ・ギターのレコードを買うときの注意点

  • 初回盤と再発盤の価格差が大きいため、どの版を求めるか事前に決めておくと良いです
  • 『ヘッド博士の世界塔』はサンプリング問題で再発が困難な時期があり、オリジナル盤が高騰しています
  • 帯の有無で価格が大きく変わるため、帯付きかどうか必ず確認しましょう
  • 保存状態の良い盤が減少しているため、ジャケットのコンディションにも注意が必要です
  • シングル盤も人気が高く、7インチレコードも含めてコレクションの幅が広がります

フリッパーズ・ギターをレコードで聴く魅力

  • ネオアコの繊細なギターサウンド: アナログの温かみがアコースティックギターの響きを一層引き立てる
  • 時代の空気感: 80年代末〜90年代初頭の渋谷系誕生の瞬間を追体験できる
  • アルバムごとの劇的な変化: わずか3枚で遂げた進化をA面B面の流れとともに味わえる
  • ジャケットデザイン: 信藤三雄による象徴的なアートワークを大きなサイズで堪能できる
  • アナログならではの音質: 特に初期のネオアコ作品はレコードとの相性が抜群

まとめ

  • フリッパーズ・ギターは渋谷系の原点として音楽史に残るバンド
  • 入門には『カメラ・トーク』がおすすめ
  • オリジナル盤は年々高騰しており、早めの入手が望ましい
  • 『ヘッド博士の世界塔』はサンプリング文化を象徴する重要作
  • 解散後のメンバーの活動とあわせて楽しむとさらに深みが増す

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