Melt-Banana(メルトバナナ)のレコードガイド|おすすめ盤と選び方¶
Melt-Banana(メルトバナナ)は、超高速のリフと甲高いボーカルで世界のノイズコア/グラインドコアシーンに衝撃を与え続けている日本のバンドです。ジョン・ゾーンやMr. Bungleのファンからも支持される彼らの破壊的なサウンドは、レコードで聴くことでその過激さと緻密さを存分に味わえます。
Melt-Bananaとは?アーティストの概要¶
Melt-Bananaは1992年に東京で結成されました。Yasuko O.(ボーカル)とAgata(ギター・ノイズ)を中心に活動。グラインドコア、ノイズロック、ハードコアパンクを基盤としながら、数秒から数十秒の超短尺楽曲や、エレクトロニクスを駆使した実験的アプローチなど、常に既存のジャンルの枠を超えた音楽を追求しています。海外ツアーを精力的にこなし、A-Zed Recordsを拠点に多数のリリースを行ってきました。ジョン・ゾーンのTzadikレーベルからの作品や、Mr. Bungleとの共演など、国際的な活動でも知られています。
Melt-Bananaのレコード おすすめアルバム5選¶
1. Speak Squeak Creak(1994年)¶
初期の代表作。グラインドコア的な超短尺楽曲が次々と炸裂する衝撃の一枚。Yasuko O.の叫ぶようなボーカルとAgataの鋭利なギターが暴走するエネルギーに圧倒されます。
- おすすめポイント: 初期の衝撃を凝縮したデビューアルバム
- 中古相場目安: 国内盤・海外盤 3,000〜10,000円
2. Charlie(1998年)¶
バンドの音楽性が広がりを見せた3rdアルバム。短尺曲だけでなく、展開のある楽曲も増え、ノイズコアの枠を超えた多様なアプローチが楽しめます。
- おすすめポイント: 音楽的多様性が広がった充実作
- 中古相場目安: 国内盤・海外盤 3,000〜8,000円
3. Cell-Scape(2003年)¶
エレクトロニクスの導入が本格化した重要作。デジタルノイズとバンドサウンドが融合し、新たなMelt-Bananaサウンドが確立された作品です。
- おすすめポイント: エレクトロニクスとの融合で新境地を開拓
- 中古相場目安: 国内盤・海外盤 3,000〜10,000円
4. Bambi's Dilemma(2007年)¶
前作の方向性をさらに発展させた意欲作。楽曲構成がより洗練され、カオスの中に緻密な構造が見える作品。海外メディアでも高く評価されました。
- おすすめポイント: カオスと構築性が高い次元で共存
- 中古相場目安: 国内盤・海外盤 3,000〜8,000円
5. Fetch(2013年)¶
2人体制になって以降のアルバム。エレクトロニクスの比重がさらに増し、ドラムマシンとAgataのギター、Yasuko O.のボーカルが織りなす新しいサウンドスケープが展開されます。
- おすすめポイント: 進化し続けるMelt-Bananaの最新形を提示
- 中古相場目安: 国内盤・海外盤 2,000〜6,000円
Melt-Bananaのオリジナル盤の見分け方¶
Melt-Bananaの作品はオリジナル盤が複数のレーベルからリリースされており、版の確認が重要です。
| チェック項目 | 初期盤の特徴 |
|---|---|
| レーベル | A-Zed Records(自主)、Tzadik(ジョン・ゾーン主宰)、Skin Graft |
| プレス情報 | 限定プレスやカラーヴァイナルが存在 |
| マトリクスナンバー | 内周刻印で版を確認 |
| 帯 | 国内盤は帯付きが望ましい |
Melt-Bananaのレコードを買うときの注意点¶
- 7インチシングルやスプリット盤が非常に多いため、ディスコグラフィーの全容把握が難しいです
- 限定プレスが多く流通量が少ない作品があるため、見つけたら早めに入手を
- 海外レーベルからのリリースが多いため、輸入盤の取り扱いに慣れた店舗で探すと良いでしょう
- 超高速・高音域のサウンドは盤質に敏感なため、状態の良い盤を選ぶことが重要です
- Tzadikレーベルからの作品はジョン・ゾーン関連のコレクターにも需要があり、希少な場合があります
Melt-Bananaをレコードで聴く魅力¶
- ノイズの物理的衝撃: アナログの太い音がグラインドコアの衝撃波をダイレクトに伝える
- Agataのギターノイズ: エフェクトを駆使した独特のギターサウンドがアナログの質感で際立つ
- 短尺曲の連続体験: A面・B面を通して聴くことで、楽曲の濁流に身を委ねる体験ができる
- スプリット盤の楽しみ: 他のノイズ/ハードコアバンドとのスプリット7インチは、レコードならではの醍醐味
- ジャケットアートの迫力: ポップでカラフルなアートワークを大判で楽しめる
まとめ¶
- Melt-Bananaはノイズコア/グラインドコアの最前線で活動する世界的バンド
- 入門には『Charlie』または『Cell-Scape』がおすすめ
- オリジナル盤は限定プレスが多く、7インチやスプリット盤も多数
- エレクトロニクスの導入で進化し続けるサウンドが魅力
- レコードで聴くことでノイズコアの物理的衝撃を存分に体感できる
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テクノロジーとカルチャーの交差点から、共鳴を生み出す。Harmonic Society は、アナログの温もりとデジタルの可能性を掛け合わせ、音楽と文化の新しい体験を届けています。姉妹サイト Harmonic Society Philosophy では古代から現代までの哲学を、Post Web3 ではWeb3・ブロックチェーンの専門分析を発信しています。