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THE BLUE HEARTSのレコードガイド|おすすめ盤と選び方

THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)は、日本のパンクロック史において最も重要なバンドのひとつです。甲本ヒロトの魂を揺さぶるボーカルと真島昌利の鋭いギターが生み出す楽曲は、発表から数十年が経った今もなお多くのリスナーの心を掴んで離しません。レコードで聴くブルーハーツは、CDでは味わえない荒々しいエネルギーがダイレクトに伝わってきます。

THE BLUE HEARTSとは?アーティストの概要

THE BLUE HEARTSは1985年に東京で結成されたパンクロックバンドです。メンバーは甲本ヒロト(ボーカル)、真島昌利(ギター)、河口純之助(ベース)、梶原徹也(ドラム)の4人。1987年のメジャーデビュー後、「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」など数々のヒット曲を生み出しました。ラモーンズやセックス・ピストルズに影響を受けたストレートなパンクサウンドに、日本語の歌詞を乗せるスタイルは画期的で、日本語パンクのひとつの完成形を示しました。1995年に解散し、甲本はザ・ハイロウズ、クロマニヨンズへと活動を続けています。

THE BLUE HEARTSのレコード おすすめアルバム5選

1. THE BLUE HEARTS(1987年)

記念すべきメジャーデビューアルバム。「リンダリンダ」「終わらない歌」「未来は僕等の手の中」など、ライブの定番曲が多数収録されています。全曲が短くストレートなパンクナンバーで構成されており、バンドの初期衝動がそのまま封じ込められた名盤です。

  • おすすめポイント: ブルーハーツ入門に最適な、パンクの衝動が詰まった1枚
  • 中古相場目安: 国内盤 3,000〜8,000円

2. YOUNG AND PRETTY(1987年)

1stアルバムからわずか半年でリリースされた2ndアルバム。「キスしてほしい」「ラブレター」など、ポップさが増した楽曲が並びます。パンクのスピード感を保ちながらもメロディの幅が広がり、バンドの成長が感じられる作品です。

  • おすすめポイント: パンクとポップの絶妙なバランスが楽しめるセカンドアルバム
  • 中古相場目安: 国内盤 3,000〜7,000円

3. TRAIN-TRAIN(1988年)

タイトル曲「TRAIN-TRAIN」は日本のロック史に残る名曲として知られています。「青空」「TOO MUCH PAIN」など、社会的なメッセージ性を持つ楽曲も増え、バンドの表現力がさらに深まった3rdアルバムです。

  • おすすめポイント: 代表曲「TRAIN-TRAIN」「青空」を収録した最高傑作との呼び声高い1枚
  • 中古相場目安: 国内盤 3,500〜10,000円

4. BUST WASTE HIP(1990年)

4thアルバムにあたる本作は、パンク一辺倒ではない多彩なアレンジが特徴です。「情熱の薔薇」「首つり台のエレベーター」など、楽曲の幅が広がりつつもブルーハーツらしさを失わない絶妙なバランスが魅力です。

  • おすすめポイント: 大ヒット曲「情熱の薔薇」収録、バンドの新たな側面を見せた意欲作
  • 中古相場目安: 国内盤 2,500〜6,000円

5. STICK OUT(1993年)

後期ブルーハーツの代表作。真島昌利の作曲力がさらに冴え渡り、「1000のバイオリン」「夜の盗賊団」など深みのある楽曲が揃っています。解散を2年後に控え、成熟したバンドサウンドを聴くことができます。

  • おすすめポイント: 名曲「1000のバイオリン」を含む、円熟期の充実作
  • 中古相場目安: 国内盤 2,000〜5,000円

THE BLUE HEARTSのオリジナル盤の見分け方

THE BLUE HEARTSのレコードを集める際には、オリジナル盤かどうかを確認することが重要です。特に初期3作はメルダック/トライクルからのリリースで、後年の再発盤とはプレスが異なります。

チェック項目 初期盤の特徴
レーベル メルダック(初期3作)/ イーストウエスト(後期)
マトリクスナンバー 内周刻印で初回プレスを確認
初回帯は白地にシンプルなデザイン、再発帯と色味が異なる
インサート 初回プレスには歌詞カード・ライナーノーツが封入

THE BLUE HEARTSのレコードを買うときの注意点

  • 盤面の状態を確認する:パンクバンドのレコードはヘビーローテーションで使用されていた個体が多く、スレやキズが目立つものも少なくありません。購入前に盤面を入念にチェックしましょう。
  • 帯の有無で価格が大きく変わる:国内盤の場合、帯付きと帯なしでは相場が倍近く異なることがあります。コレクション目的であれば帯付きを狙いましょう。
  • 再発盤との違いを把握する:初期3作はメルダック盤とワーナー移籍後の再発盤が存在します。レーベル面のデザインで判別できます。
  • ジャケットの状態にも注意:経年劣化でリングウェア(レコードの跡)やシミが出ている個体があります。ジャケットのコンディションも確認しましょう。
  • シングル盤も見逃さない:「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」などのシングル盤にはアルバム未収録のバージョンやB面曲があり、コレクターズアイテムとして価値があります。

THE BLUE HEARTSをレコードで聴く魅力

  • 魅力1: アナログならではの温かみのある音質が、パンクの荒々しさと絶妙にマッチします
  • 魅力2: レコードの針を落とす瞬間の高揚感が、ライブ体験のような臨場感を生み出します
  • 魅力3: 当時のジャケットデザインやインサートから、80〜90年代のパンクシーンの空気を感じられます
  • 魅力4: A面・B面の切り替えという構成が、アルバムの流れを意識した聴き方を促します
  • 魅力5: レコード特有のノイズやプチプチ音が、ブルーハーツの生々しいサウンドにさらなる味わいを加えます

まとめ

  • THE BLUE HEARTSは日本パンクの金字塔であり、レコードで集める価値が非常に高いバンドです
  • オリジナル盤は特に初期メルダック盤が人気で、状態の良いものは年々希少になっています
  • 初心者はまず1stアルバムか「TRAIN-TRAIN」から入るのがおすすめです
  • 中古市場では帯付き・美品のプレミアが高いため、予算に応じて狙う盤を決めましょう
  • パンクロックの持つエネルギーを最も生々しく体感できるのが、レコードという媒体です

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