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レコード店にひとりで行くのはアリ?ソロで楽しむレコード巡りのすすめ

レコード店にひとりで行くのは、まったく問題ありません。 むしろ、ソロでのレコード巡りには「自分のペースで好きなだけ掘れる」という大きなメリットがあります。本記事では、レコード店にひとりで行くことへの不安を解消し、ソロならではの楽しみ方やコツを詳しくご紹介します。

ひとりでレコード店に行くのが不安な理由とは?

レコード店にひとりで行くことに抵抗を感じる方は少なくありません。よく聞かれる不安の声を整理してみましょう。

  • 「常連ばかりで入りづらそう」 — 独特の雰囲気があるお店では、新参者が浮くのではないかと心配になる
  • 「知識がないと恥ずかしい」 — 店員さんに話しかけられたとき、うまく答えられないかもしれない
  • 「何を買えばいいかわからない」 — 膨大なレコードの中から選ぶ方法がわからない
  • 「マナーがわからない」 — レコードの触り方や試聴の作法を知らないと迷惑をかけそう

こうした不安はとても自然なものですが、実際にはほとんどのレコード店は初心者にもフレンドリーです。店員さんも「レコードを好きになってほしい」と思っている方がほとんどなので、安心して足を運んでみてください。

ひとりでレコード店に行くメリット5つ

ソロでのレコード巡りには、誰かと一緒では味わえない魅力がたくさんあります。

1. 自分のペースでじっくり「ディグ」できる

レコード店での楽しみの本質は、棚を一枚一枚めくりながらお宝を探す「ディグ(掘る)」にあります。これは非常に集中力を使う作業で、同行者がいると「もうそろそろ出ようか」と気を遣ってしまいがちです。ひとりなら、気になるジャンルの棚を30分でも1時間でも好きなだけ掘ることができます。

2. 自分の直感を信じて選べる

誰かと一緒だと「これ、いいのかな?」と相手の反応を気にしてしまうことがあります。ひとりなら、ジャケットに惹かれた、アーティスト名が気になった、価格がちょうどよかった — そんな自分だけの直感で自由にレコードを選べます。この「ジャケ買い」の冒険こそ、レコード文化の醍醐味のひとつです。

3. 店員さんとの会話が生まれやすい

意外かもしれませんが、ひとりのほうが店員さんに話しかけやすい(話しかけてもらいやすい)ものです。「何かお探しですか?」という一言から、自分の好みを伝えて思いがけないレコードを薦めてもらえることがあります。こうした出会いは、ソロだからこそ生まれやすいのです。

4. 複数の店を自由にハシゴできる

レコード店が集まるエリアでは、複数の店を巡る「レコード店ハシゴ」が楽しいものです。ひとりなら、行きたい店の順番もペースもすべて自分次第。気に入った店で長居してもいいし、品揃えが合わなければすぐに次の店に移ることもできます。

5. 予算管理がしやすい

同行者がいると、つい相手に合わせて買いすぎてしまうことがあります。ひとりなら、自分で決めた予算内で冷静に判断できます。初めてのレコード購入ガイドでも紹介していますが、最初は1〜2枚から始めるのがおすすめです。

初心者がレコード店でひとりで過ごすためのコツ

初めてのソロレコード巡りを快適にするためのポイントを、具体的にご紹介します。

事前準備をしておく

何も決めずにお店に行くと、膨大な在庫を前に途方に暮れてしまうことがあります。事前に以下のことを考えておくと、スムーズにレコード探しを楽しめます。

  • 聴きたいアーティストやアルバムを2〜3枚リストアップする
  • 予算を決めておく(中古レコードなら1枚500〜2,000円程度から見つかります)
  • お店の営業時間と場所を確認しておく(個人店は営業日が限られることもあります)
  • レコードの購入先ガイドを読んで、お店の種類や特徴を把握しておく

レコードの扱い方を知っておく

レコード店でレコードを手に取るとき、最低限のマナーを知っておくと安心です。レコードの正しい持ち方・扱い方の基本をまとめると:

  • 盤面(溝の部分)には指を触れない — レコードの縁と中央のレーベル部分だけを持つ
  • ジャケットから出すときはゆっくり丁寧に — 乱暴に引き抜くとジャケットや盤を傷つけます
  • 見終わったら元の場所に戻す — 仕切り板のジャンルやアルファベット順を守りましょう

お店での過ごし方

レコード店での基本的な流れを知っておくと、不安が和らぎます。

  1. 入店したら、まず店内をぐるっと見渡す — ジャンルの配置や新着コーナーの場所を確認します
  2. 気になるジャンルの棚へ向かう — 仕切り板でアーティスト名がアルファベット順やあいうえお順に分類されています
  3. 気になるレコードを手に取り、コンディションを確認 — 盤面の傷やジャケットの状態をチェックします
  4. 試聴できるお店なら、遠慮なく店員さんにお願いする — 「これ試聴できますか?」と声をかければ大丈夫です
  5. 購入するレコードが決まったらレジへ — 迷ったときは無理に買わず、次回の楽しみにするのもアリです

わからないことは素直に聞く

「初心者なので教えてほしい」と伝えることは、まったく恥ずかしいことではありません。むしろ、レコード店の店員さんは音楽が大好きな方ばかりなので、喜んで教えてくれることが多いです。以下のような聞き方がおすすめです。

  • 「○○(アーティスト名)が好きなんですが、似た雰囲気のレコードはありますか?」
  • 「初めてレコードを買うんですが、おすすめはありますか?」
  • 「このレコードのコンディションはどうですか?」

おすすめのレコード店の選び方

ひとりで行くなら、最初のお店選びも大切です。初心者がソロで行きやすいお店の特徴をご紹介します。

大型チェーン店から始める

ディスクユニオンやHMVなどの大型店は、品揃えが豊富で店内が広く、ひとりでも気兼ねなく過ごせます。ジャンル分けが明確で、価格表示もわかりやすいため、初心者にとってハードルが低い環境です。

個人経営の専門店にチャレンジ

大型店に慣れてきたら、個人経営のレコード店にも足を運んでみましょう。店主のセレクトにこだわりがあり、大型店では出会えないレコードが見つかることがあります。お店のSNSやウェブサイトで雰囲気を事前にチェックしておくと安心です。

レコードフェアやイベントに参加する

各地で開催されるレコードフェアは、複数のショップやディーラーが一堂に集まるイベントです。お祭りのような雰囲気で、ひとりでも楽しみやすい空間です。掘り出し物に出会えるチャンスも多く、レコード好きの仲間が見つかることもあります。

レコード店から帰ったあとの楽しみ方

レコードを買って帰ったら、その日のうちにぜひ再生してみましょう。レコードの聴き方ガイドを参考にしながら、以下の手順で楽しんでください。

  1. 内袋からレコードを取り出す — 盤面に指紋がつかないよう、縁とレーベル部分を持ちます
  2. ターンテーブルに盤を置き、針を落とす — 最初のプチっという音から、音楽が流れ出す瞬間は格別です
  3. ジャケットやライナーノーツを眺めながら聴く — レコードならではの、視覚と聴覚の両方で味わう体験です
  4. A面が終わったらB面へ — 盤をひっくり返す「儀式」も、レコードの楽しみのひとつです

わからない用語があれば、用語集で確認しながら少しずつ知識を深めていきましょう。

よくある質問

レコード店にはどのくらいの時間がかかりますか?

お店の規模や目的にもよりますが、初心者なら30分〜1時間が目安です。慣れてくると、大型店で2〜3時間過ごすことも珍しくありません。ひとりなら時間を気にせず楽しめるのが利点です。

何も買わずに出てもいいですか?

もちろん大丈夫です。レコード店は「見るだけ」でも歓迎してくれるお店がほとんどです。気になるレコードをチェックしておいて、次回改めて買いに来るのもレコード巡りの楽しみ方です。

服装や持ち物で気をつけることはありますか?

特別な服装は必要ありませんが、レコードは意外と重いため、丈夫なトートバッグやリュックを持っていくと便利です。5枚も買えばかなりの重さになります。また、店内が狭いお店では大きな荷物は避けたほうがスムーズに棚を見られます。

まとめ

  • レコード店にひとりで行くのはまったく問題なく、むしろソロのほうが自分のペースで楽しめます
  • ディグ(レコード掘り)はひとりで集中するからこそ、思いがけない名盤に出会えます
  • 事前に聴きたいアーティストや予算を決めておくと、初めてでもスムーズに楽しめます
  • レコードの持ち方や試聴の作法など、基本的なマナーを知っておけば安心です
  • 最初は大型チェーン店から始めて、慣れてきたら個人店やレコードフェアにも足を運んでみましょう

ひとりでレコード店に足を踏み入れた瞬間から、あなたのレコードライフが始まります。棚の中に眠る一枚との出会いを、ぜひ楽しんでみてください。


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