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レコードイベントでは何する?初めてでも楽しめる参加ガイド

レコードイベントでは何するのか――一言でいえば、大量のレコードを掘り(ディグり)、試聴し、お気に入りの1枚を手に入れる体験です。即売会やレコードフェア、DJイベントなど種類はさまざまですが、どれもレコード好きが集まる特別な空間。初めてでも十分に楽しめます。本記事では、イベントの種類ごとの特徴や楽しみ方、当日の持ち物まで詳しくご紹介します。

レコードイベントにはどんな種類がある?

「レコードイベント」と一口に言っても、実はいくつかのタイプがあります。それぞれ雰囲気や目的が異なるため、まずは違いを把握しておきましょう。

レコードフェア(即売会)

全国各地で定期的に開催される、レコード販売を中心としたイベントです。複数のレコードショップや個人ディーラーがブースを出し、ロック・ジャズ・ソウル・和モノなど幅広いジャンルのレコードを販売します。

  • 規模: 小規模なもので20〜30ブース、大規模なものでは100ブース以上
  • 入場料: 無料〜500円程度(早期入場は別途料金がかかることも)
  • 開催頻度: 月1回〜年数回(会場による)
  • 代表的なイベント: 大江戸骨董市レコードコーナー、各地のレコードフェアなど

レコードフェアは「ディグ」(掘り出し物を探すこと)の醍醐味を存分に味わえる場です。普段は出会えない希少盤やお買い得盤に巡り合えるチャンスがあります。

DJイベント・リスニングイベント

DJがレコードでプレイするイベントや、特定のテーマに沿ってレコードを聴くリスニング会です。

  • DJイベント: クラブやバーで開催。レコードならではの温かみある音をフロアで体感できる
  • リスニングイベント: カフェやギャラリーなどで開催。良質なオーディオシステムで名盤をじっくり聴く
  • トークイベント: レコード文化やアーティストについて語り合う。音楽ライターやショップオーナーが登壇することも

レコードストアデイ(Record Store Day)

毎年4月と11月に世界同時開催される、レコード店を盛り上げるための国際的なイベントです。

  • 限定盤: このイベントでしか手に入らない特別なプレスが多数リリースされる
  • 参加店舗: 全国の独立系レコードショップが参加
  • 特徴: 店頭でのライブ演奏やDJプレイ、特典配布なども行われる

人気の限定盤は開店前から行列ができることも珍しくありません。事前に欲しいタイトルを確認してから参加するのがおすすめです。

レコードフェアでの楽しみ方と回り方

初めてレコードフェアに参加するなら、以下の流れを参考にしてみてください。

事前準備

  1. 欲しいレコードのリストを作る: アーティスト名やアルバムタイトルをメモしておくと、膨大なレコードの中から効率よく探せます
  2. 予算を決める: レコードフェアでは思わぬ掘り出し物に出会うため、つい買いすぎてしまいがち。あらかじめ上限を決めておくと安心です
  3. 出店者情報をチェック: SNSやイベントページで出店するショップ一覧が公開されていることが多いです。気になるショップがあれば優先的に回りましょう

当日の回り方

  • 開場直後に到着する: 人気盤は早い者勝ち。特にお目当てのジャンルがある場合は早めの到着を心がけましょう
  • まずは全体をひと回りする: いきなり購入せず、まずは会場をひと通り見て回り、気になるレコードと価格をチェック
  • 店主に声をかけてみる: 「〇〇のレコードを探しています」と伝えると、在庫の中から探してくれることもあります。ショップの方はレコード好きなので、会話を楽しむのもイベントの醍醐味です
  • 盤の状態を確認する: 中古盤を購入する際は、盤面の傷やジャケットの状態を必ずチェックしましょう

レコードの状態表記(グレーディング)

中古レコードには状態を示すグレードが付けられています。購入時の参考にしてください。

グレード 意味 目安
M(Mint) 新品同様・未使用 最高状態。めったに見かけない
NM(Near Mint) ほぼ新品 わずかな使用感のみ
VG+(Very Good Plus) 非常に良好 軽微な擦れがあるが再生に影響なし
VG(Very Good) 良好 多少のノイズがあるが十分楽しめる
G(Good) 全体にノイズがあるが再生は可能

初心者の方はVG+以上を選ぶのが安心です。レコードの傷と音への影響も事前に読んでおくと判断の助けになります。

レコードイベントに持っていくと便利な持ち物

当日の持ち物を事前に準備しておくと、より快適にイベントを楽しめます。

  • 現金: キャッシュレス決済に対応していないブースも多いため、現金は必須。小銭も用意しておくとスムーズです
  • エコバッグ・トートバッグ: レコードを持ち歩くための丈夫な袋。レコードは1枚あたり約120〜180gあるため、まとめ買いすると意外と重くなります
  • レコードの欲しいものリスト: スマートフォンのメモやDiscogsのウォントリストを活用
  • スマートフォン: 相場の確認やDiscogsでの検索に便利
  • 小さめのルーペ: 盤面の状態を確認するのに役立ちます(必須ではありません)

レコードイベントでのマナーと注意点

楽しいイベントをみんなで気持ちよく過ごすために、いくつかのマナーを意識しましょう。

  • レコードの扱いは丁寧に: 盤面を直接触らず、エッジ(端)とレーベル面を持つのが基本です。正しい持ち方を知っておくと安心です
  • 試聴のルールを守る: 試聴機が用意されている場合は、長時間の独占を避け、他の方にも譲りましょう
  • 通路をふさがない: 大きなリュックを背負ったまま通路に立ち止まると、他の来場者の迷惑になります
  • 値段交渉は控えめに: 一部のフェアでは価格交渉が可能ですが、無理な値引き要求は避けましょう
  • 買ったレコードは大切に持ち帰る: 直射日光や高温を避け、レコードが反らないよう注意してください

初心者がレコードイベントで最初の1枚を見つけるコツ

レコードイベントは品揃えが豊富な反面、初心者には「何を買えばいいかわからない」という戸惑いもあるかもしれません。以下のポイントを意識してみてください。

  • 好きなアーティストから探す: まずは知っているアーティストのレコードを手に取ってみましょう。初心者のレコード選びガイドも参考になります
  • ジャケットで選んでみる: レコードの大きな魅力のひとつが12インチ(約30cm四方)のジャケットアート。「ジャケ買い」も立派なレコードの楽しみ方です
  • 予算内のレコードから始める: 1枚500円〜1,500円程度の中古盤からスタートするのがおすすめ。気軽に試せる価格帯です
  • 店主におすすめを聞く: 「初めてレコードを買うのですが、おすすめはありますか?」と聞けば、きっと親身に教えてくれます

レコードイベントの探し方

「参加してみたいけれど、どうやって見つけるの?」という方も多いでしょう。主な探し方は以下のとおりです。

  • SNS(X / Instagram): 「レコードフェア」「レコードイベント」で検索すると、最新の開催情報が見つかります
  • レコードショップの店頭・公式サイト: 地元のレコードショップがイベント情報を発信していることが多いです。レコードの購入先ガイドで紹介しているショップもチェックしてみてください
  • 音楽系メディア・フリーペーパー: レコード関連のイベント情報が掲載されていることがあります
  • Discogsのイベント欄: 海外のレコードフェア情報も確認できます

まとめ

  • レコードイベントの種類は大きく3つ — レコードフェア(即売会)、DJイベント・リスニングイベント、レコードストアデイがあり、それぞれ違った楽しみ方ができます
  • 事前準備がイベントを充実させるカギ — 欲しいレコードリスト、予算の上限、出店者情報を事前にチェックしておきましょう
  • 現金と丈夫なバッグは必須アイテム — キャッシュレス非対応のブースも多く、レコードは意外と重いため持ち運び用のバッグも忘れずに
  • マナーを守って気持ちよく楽しむ — レコードの丁寧な扱い、試聴の譲り合い、通路の確保を意識しましょう
  • 初心者こそイベントがおすすめ — 店主との会話や実物を手に取る体験は、オンラインでは得られないレコード文化の入り口です

用語集では、本記事で登場した「ディグ」「グレーディング」などの専門用語の詳しい解説もご覧いただけます。


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